リフレットへの、よくあるご質問について
リフレットへの、よくあるご質問3点についての説明動画です。
■なぜ指板を削る必要があるのか?
■指板 R は変えられるのか?
■フレットは選べるのか?
■なぜ指板を削る必要があるのか?
リフレットは、フレットが消耗したら行うものと思われがちではありますが、ネックの強すぎる反りの影響を抑えるために行うのがほとんどです。
ネックの反りの性質は変えられませんため、指板を削り、指板上でその影響を抑えてあげる必要があります。その上で新しいフレットを打ち、調整します。
指板を削るためにリフレットすると言っても過言ではないです。
■指板 R は変えられるのか?
よく Fender のビンテージ・タイプのギターにあるご質問です。ビンテージ・タイプの7インチ前後の指板 R を、9インチ〜10インチ前後に変えるご相談をよくいただきます。
結論から言えば、可能です。
ただしではありますが、ネックの反りの度合い、また指板の状態や仕様により度合いが限られることもあります。
ネックの反りが強い場合、まずその反りの影響を抑えるために必要な削る量があります。その上で R を修正するために削る余裕が指板に残るかということが肝になります。
また、仕様によっては元々指板が薄かったり、過去のリフレットで薄くなっているということもあります。
ほとんどの場合は、数インチは修正することは可能ですが、上記の理由で、さほど変えられないということもあります。
その場合は、フレット R の調整も合わせて最終的にフレット上で R を整えます。例えば、元々7インチ R のものを指板上では8.5インチまでしか修正できなくても、フレット上で9.5インチにするということもできます。
反りの強さ、指板の使用、状態によっては、フレット R も合わせて相談させていただきます。
■フレットは選べるのか?
選べます。
お任せの場合は、 定番メーカー Jescar のものを使っております。Jescar のものは硬度が高いため、今後の消耗に対して余裕を持たせるという理由からです。
お任せの場合は Jescar ですが、メーカー、サイズ、素材は、お好みのものをご指定できます。
ステンレスのご指定も可能です。
これらの3点につきまして、解説しています。