GLIDE メンテナンス・パックの内容と、よくあるご質問について
GLIDE メンテナンス・パックの内容と、よくあるご質問についての、説明の動画です。
■メンテナンス・パックの内容について
メンテナンス・パックには、大きく2つの特徴があります。
・PLEK を活用した調整
PLEK を活用しネック状態を可視化した上で、ギター全体のバランス、性質を見ながら状態を診断します。
そのギターに対するお客様のお悩み、ご希望を照らし合わせ、適した調整を施します。
フレット調整も必須としており、PLEK にて各ポジションの高さと R を正確に整えます。
・2回目以降の調整は、回数も期間も制限なく無料
メンテナンス・パックにご加入いただいたギターは、2回目以降の調整が、何回でも何度でも無料で受けられます(お支払いは初回ご利用時)。
また、2回目以降の調整も、初回と同じく PLEK を活用して行います。
必要やご希望に応じて生じるパーツ代やパーツ取付代などはかかりますが、調整自体は無料です。
「本当に何度でも無料なの?」と、よく聞かれますが、本当に無料です。
2回目以降を無料にしていることには、そもそもギターの状態は変わっていくものという前提があります。
ギターは、その製品としての特性上、状態は必ず変わっていきます。そもそも木製品であるため、湿度や気候の影響は必ず受けます。それに伴う反りや形状の変化も必ず生じます。
またその状態の変化は、年月の経過とともに次第に生じることもありますが、短期間で大きく変わるということも珍しくはないです。
そもそも状態が変わりやすい製品であり、定期的なメンテナンスが必要なものであるのに関わらず、それをないもとしてその都度に料金をいただくのは、おかしいことなのではないだろうかと思うようになった背景があります。
そうった前提なのであれば、それに沿った内容と料金のプランではなければならないと考えました。
初回にお支払いいただく料金は安いとは言えないかもしれませんが、そのギターを永くお使いになる上では、結果的にはトータルでかかる費用を抑えらる料金になるように、設定しております。
■メンテナンス・パックへの、よくいただくご質問5点について
1. 本当に2回目以降は無料なのか?
上述のことと重複しますが、本当に無料です。
チェックや調整が必要に感じられた際には、いつでも診させていただければと思います。
また、特に状態の変化を感じられていなくても、定期チェックも大歓迎です。例えば半年や1年など、定期的な状態チェックとしての調整も、喜んでやらせていただきます。
状態のデータはこちらでも保存しておりますので、今までの状態の変化も、いつでも見れるようになっております。
2. メンテナンス・パックに含まれない調整やリペアは?
パーツ交換の際のパーツ代と、その取付代は別途かかります。
例えばエレキの場合、電装パーツに不具合があり交換が必要だったとします。そのパーツ代と配線代は、別途かかります。内容に応じて見積もりを提示いたします。
また、ナットとサドル(アコースティックの)の交換の際も、製作代と素材代が別途かかります。
何か交換を行う際には、パーツ(素材)代と交換代がかかると捉えていただければと思います。
またアコースティックの場合は、ブレーシングやブリッジベースなど、剥がれへの処置が必要な状態のものもあります。
割れ、剥がれへの処置も、別料金となります。まず見積もりを提示いたします。
3. リフレットした(する)場合は?
リフレットのご依頼もよく承っており、リフレットの際に、メンテナンス・パックに加入できます。
また、2回目以降の調整でリフレットを行うというパターンもあります。2回目以降の調整でリフレットを行う際には、リフレット代から初回の支払い額が引かれます。
初回でリフレットしても、2回目以降でリフレットしても、総額は変わらないという料金体系にしております。
フレットが限界の低さになるまで調整を重ねてからリフレットを検討するということも、大歓迎でございます。
この料金体系にしていることには、ギターはいずれリフレットが必要になるという前提があります。
ギターの状態は変わるものと述べましたが、ネックの反りも経年で大きくなるのが普通とも言えます。
年月が経つと、トラスロッドとフレットの調整ではカバーできなくなる時期が訪れるのも普通とも言えます。
またフレットは、弾いた分だけ消耗します。フレットもいずれ交換しなければならないパーツです。
ギターは、永くお使いになる上では、いずれはリフレットしなければいけなくなると言っても過言ではありません。
こういった前提から、いつリフレットしても総額は変わらないという料金に設定しています。
4. 加入しているギターが対象外になる条件はあるのか?
別のギターになるようなことが施された場合、対象外となります。
それは何かと言いますと、ネックが変わった場合です。以下の2つが当てはまります。
・別のネックに換えた
ボルトオン・ネックのギターのネックを換えた場合、ネックが変わると別のギターになったと言えます。
改めて新規にご加入いただきます。
・他店さんでリフレットした
リフレットの際は指板も削りますため、ネックの反りのみならずアングルに関わる要素も変わります。
他店さんで行われた場合は、どの程度指板を削ったのか、どの程度のアングル修正を見込んだのかなど、リフレットの工程と意図が分かりませんため、新たなネックとして調整し直すことになります。
つまりは別のネックになったことと同じことになり、新規にご加入いただくことになります。
これらの2つが、対象外の条件に当てはまります。
言い換えれば、ネックが変わっていなければ、パーツ交換が施されていても問題なく継続されます。
5. 所有者が変わっても継続されるか?
されます。メンテナンス・パックは、その人ではなく、ギター単位でご加入いただきます。
ギター単位での登録となりますため、所有者が変わっても、メンテナンス・パックはそのまま引き継がれます。
これらの内容につきまして、動画で説明しています。
ギターはやはり、楽しく弾けるのが一番かと思います(当たり前ですが)。
ギターを良い状態に、お好みに合った状態に保つことに、メンテナンス・パックをご活用いただければ幸いです。