Paul Reed Smith、初期の非常に貴重なモデル!
こちらの非常に貴重なモデル、Paul Reed Smith Standard Vintage Cherry
今となってはトップ材に美しいメイプル材が使われた Custom モデルが主流な所がありますが
Paul Reed Smith Standard はオールマホガニーボディとなっております!
Paul Reed Smith の初期モデルというだけでも希少なのに、その中でも中々お目にかかれないモデルの一つです。
また、初期モデルのPaul Reed Smith の特徴の一つに 独自の機構のペグ があります。
初期モデルのPaul Reed Smith のペグは 所謂ロック式ペグの一種になるのですが、中々珍しい機構のパーツとなっております。
今時、ロック式のペグ自体はそんなに珍しい仕様でもないのですが、Paul Reed Smith のペグは弦のロックの仕方に特徴があります。
色々なメーカーに取り付けられている一般的なロック式ペグは 弦を上下に1点で挟んでロックしているのですが
今回ご紹介のPaul Reed Smith のペグは ペグポストの側面(横)に面で弦を挟み込んでいます。
ロック式ペグの効果としては、両方大差はないのですが
Paul Reed Smith のペグは「面」で弦を挟み込んでいるので弦が切れにくい利点があります!
ロック式ペグ搭載のギターをお持ちの方は、弦がペグの根元から切れた経験はないでしょうか?
あれは、弦を上下から点で挟んで固定している分、どうしても弦を潰してしまうため起こってしまう症状なのです。
対して Paul Reed Smith のペグは「面」で弦を挟み込む事により、弦を潰してしまう事を上手く回避しているのです。
まだロック式ペグがメジャーになっていない80年代に、この独自の機構のペグを設計している Paul Reed Smith 。
やはり発足当初から年密な設計を施して製品を製造していたことが伺えます!