Fender Japan JM66 UPGRADE!

こちらは、Fender Japan ジャズマスターの定番 JM66 に、Fender American Professional のピックアップユニットを取り付けたカスタマイズ品です。

このカスタマイズを行った理由には、小職が今まで Fender Japan ジャズマスターに USA ピックアップを乗せる依頼を多く受けていたというのがあります。
依頼された方のニーズの多くは、「Fender Japan を気に入って使っているが、音を USA 寄りにしたい」というものでした。

ちょうどこの JM66 が入荷した際にそれを思い出し、ピックアップを変えてもようかと思いましたが、それであればピックガードも電気系パーツも含むユニットごと乗せ変えてみようと考えました。
USA のジャズマスターと言っても、今まで様々なモデルが出ており、どのモデルのユニットにするか迷いましたが、思いっきりビンテージ寄りではなく、少しモダンの要素も入れたいなと思い、旬の American Professional Jazzmaster を採用することにしました。

幸いにも American Professional Jazzmaster のユニットがすぐ手に入り、いざ付け替えようとしたところ、そうでした。Japan と USA のピックガードは規格が違います。ピックアップに加工を施し、ぴったりはまるようにしました。もちろん、弦とポールピースもズレのないように調整してあります。

ユニット装着後は、当店おなじみ Plek にて、ネック、フレット、指板状態を 1/1000mm で測定し、鳴りをしっかり出せるかチェックしています。

セットアップも終わりアンプから鳴らしてみると、これは良い!音の膨らみと圧が格段に上がっています。それでありながらも、トレブルの程よい効きがまた気持ち良い。これは、American Professional のトレブル・ブリード・トーン・サーキットによるものでしょう。

ピックアップだけを変えるという選択肢もありましたが、ユニットごと変えるという選択肢は当たりであったと、自信を持ってオススメできる一本です。






他のクラフトマン日記は
こちらから!