ネックを変えるカスタマイズ。
こちらの写真の2本のジャズマスターは、どちらもネックを交換するカスタマイズを施しています。
左のメイプルの木目が美しい方は、Fender Carved Maple Top Jazzmaster です。
オリジナルのネックは21フレット仕様ですが、American Professional シリーズの22フレットのネックへと交換しています。
なぜあえてネックを交換したかというと、よりモダン性を高める狙いがあります。このジャズマスターはハードテイルでハムバッカーですね。音を歪ませ、かつハードなピッキングを想定した仕様になっていることが見て取れます。
それであれば、さらにモダン性を高めた方を好む方もいるのではないかと思い、フレットは21フレットに、しかもデジタルでフレット削りを行う Plek にて、フレット面をコンパウンド・ラジアスにしています。
ジャズマスターにおいて、モダン性を最大限に高めたカスタマイズと言えるかもしれません。
右の古めかしいルックスが素敵なジャズマスターは、限定の Fender American Professional Pine Jazzmaster です。オリジナルはメイプル指板ですが、ローズ指板の、レリック加工を施された Classic Series ネックに交換しています。メイプル指板も非常に良いのですが、ジャズマスターにはローズ指板というイメージの強い方も多いかと思い、ローズ指板のものをチョイスしました。
さらにレリック加工されていることで、もともと家屋の材を再利用されているボディ材と雰囲気も相まり、よりシックなルックスへとなりました。
このように、ネックを変えることで、自分好みのテーマやサウンドに沿ったものにギターをカスタマイズできるのは、フェンダー系ならではの楽しみかもしれませんね^^